(フィンペシアの詳細は画像をクリック)
さて、本日も読者からの質問だ。
「ヤングボールドさん初めまして。最近、皮膚科でザガーロを処方してもらったのですが、以前買ったフィンペシアがまだ残っているため、現在、ザガーロとフィンペシアを併用しています。その結果、以前よりも髪が増えたような気がしており、このままフィンペシアとザガーロを併用していこうと考えています。ヤングボールドさん的に、フィンペシアとザガーロを併用することにはどうお考えでしょうか。」
私は基本的に固定概念を持たないタイプで、100人いたら100人の考えがあると思っている。
だが、AGA治療に関しては、多くのハゲを見てきたが治療方法に例外はない。
そんな中、フィンペシアとザガーロの併用と言うこの発想は実に新しい。
今回は私も試したことがない事例のため、あくまでも私の経験に基づく考えになってしまうが、早速答えていこう。
ザガーロとフィンペシアを併用して飲むのはあり?
結論から言うと、私的には「無し」だ。
両者とも効果としては「脱毛の抑制」であるが、同様の効果がある両者を併用するのはあまりにも話が複雑になりすぎるような気がする。
例えば、今回のケースで言えば、本当にフィンペシアとザガーロを併用したことにより髪が生えたと言えるだろうか?
ザガーロはフィンペシアよりも遥かに効果が強い薬だ。
それ故に、実はフィンペシアはあまり効果を発揮しておらず、単純にザガーロが効果を発揮しただけと言う可能性は否定できないし、可能性は薄いが、ザガーロではなく、フィンペシアが効果を発揮し始めている可能性だって無くはない。
そうなると、フィンペシアとザガーロ、どちらか一方を止めた時、今の髪が成長が止まるのかどうかも定かではないと言うことになる。
また、副作用が出た場合、フィンペシアが合っていないのか、ザガーロが合っていないのかの判別も付かず、両方をやめてみないと結論が出ないと言うことになってしまう。
そうなると、当然その間は薄毛が進行することになり、今までの努力は水の泡となる。
更に、子作りの時のことを考えると、フィンペシアとザガーロの併用は更に話を複雑にする。
このように、AGA治療は「やってみないとわからない」と言う不確定要素が強い分、フィンペシアとザガーロを併用した際に何か起きたら、予測が予測を呼び、何をどう対処すべきかがわからなくなってしまうのだ。
このような事態を避けるためにも、AGA治療は、必要最小限の量の薬を用いて行い、段階を追って薬を変えていくことが重要だと思っている。
具体的には、フィンペシアがだめならザガーロに切り替え、それでだめならミノキシジルの外用薬を足し、それでもだめなら外用薬を内服に変えるといった感じだ。
このようにすれば、何が効いて、何が効かないのか、どの薬で副作用が出て、どの薬は大丈夫なのかが明確になり、手を打ちやすくなる。
まとめ
今回はフィンペシアとザガーロの併用について述べてみたがいかがだっただろうか。
先ほども言ったように、この例に関しては私も試したことがないため、あくまでも私の推測の域を脱していないことは再度強調しておく。
AGA治療は先が長い上に未知の世界だ。
挫折しないためにも、常にシンプルな選択が求められると思っている。
質問者の今後の育毛ライフの参考になれば幸いだ。
今日はここまで。
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