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それに対して、先日AGA初心者である友人がこの様なことを言ってきた。
「某クリニックなら１８００円で治療ができるらしいからそっちの方が安全だし全然良い」
と。
思わず笑ってしまった。
馬鹿な奴は本当に何も調べないしページをよく読まないんだなと。
確かに、それくらいの料金をドカンとトップ画面に提示して、安さを押し出しているクリニックはある。
だが、よく見て欲しい。
低価格で示されているのは”初回のみ”であり、しかも１ヶ月分だ。
２回目以降はその薬を買うために１.8倍くらいの料金を払わなければいけなくなる。
そして、その薬と言うのはフィナステリドのみの値段だ。
フィナステリドのみで髪の毛を取り戻すことができないわけではないが、見るからにハゲている場合はフィナステリドのみでの治療は難しいことがほとんどだ。
AGAのクリニックで働いている医者は当然そんなことわかっている。
だから、彼らは当然１８００円のものではなく、ミノキシジルの内服とフィナステリドのセットを勧める決まっている。
クリニックにもよるが、これで月３万円だ。
我々はこの料金を提示されるまでに、AGAのメカニズム、自分の頭皮写真、AGAの最終形態などを嫌というほど見せつけられているはずだ。
すると「１８００円でできるなら治療をしよう」と思いクリニックへ行ったのはずが、いつの間にかハゲの心理状態は「ハゲたくない。怖い。」の一心になっており、パッと出された３万円の契約書にさえも余裕でサインをしてしまう。
そして、もはやAGA治療薬なしでは生きていくことはできなくなり、翌月も、翌々月もクリニックへ足を運び３万円を落としていく。
格好のカモの完成だ。
これでお分かりだろうか。
つまり、「１８００円」「３０００円」と言う文言は、ただ単に無知なハゲをおびき寄せて捕まえるための罠だと言うことだ。
薬に対して疑心暗鬼な患者は非常に多いはずだ。
いくら広告で「生えます」と宣伝しても、消費者の疑いを拭い去ることはできない。
ではどうすれば良いのか。
もっと広告では伝えきれないような多くの情報を使って、消費者の心理を巧みに操れば良い。
だから店に来させて、対面で話す必要があるのだ。
その来させる方法というのが、金額で釣ると言う手段だ。
みんな安く治療を済ませたいに決まっているのだから、何も知らない馬鹿ハゲは次から次へとホイホイ釣れてくる。
来店させさえしてしまえば、AGA初心者を落とすのなんて彼らからすれば朝飯前なのだ。
こうして、今日もまた一人、また一人と育毛に家計を切迫されるハゲが増えていくのだ。
AGAのクリニックのこれらの手法は、「AGA治療＝高額、だからやらない」と言う裏に潜む「安ければ本当はやりたい」と言う気持ちに絶妙に付け入る見事なマーケティングだ。
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と言うわけで少し話はずれたが、１８００円や３０００円で育毛はできない。
（自分でも気づかないくらい症状が軽いのなら話は別だが）
国内で薬を使ってどうにかしようとしたら、AGAに特化したクリニックなら最低２００００円前後、皮膚科なら１００００円前後は間違いなくかかると思っておくべきだ。
馬鹿は搾取される
AGA治療においても例外ではなさそうだ。
今日はここまで。
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