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フィンペシア(フィナステリド)が脱毛の効果があるのは良く知られているし、このブログ内でも何度も説明してきた。
ただ、これは男性に限定されるはなしである。
よって、クリニックや皮膚科のホームページを見ても、女性の薄毛治療にフィンペシア(フィナステリド)が処方されることはほぼない。
何故なのか?
と言うと、女性と男性では薄毛のメカニズムが異なるからだ。
簡単に説明すると、
・男性の薄毛=5aリダクターゼがテストステロンと結合した結果発生するDHTが原因
・女性の薄毛=更年期などによる女性ホルモンの乱れが原因(詳しくは医学的に明らかに出来ていない)
こんな感じだ。
女性は男性よりもテストステロンの量が少ないため、DHTも発生しにくい。
したがって、フィンペシア(フィナステリド)は本来の役目を果たせないため、女性の薄毛治療には使われていないと言うことだ。
と言うことは、当然ザガーロなどのデュタステリドを含む薬も使わていないと言うことだ。
ただ、ここで1つ知っておいて欲しいことがある。
女性に対するフィンペシア(フィナステリド)の処方は”行われていない”だけで、効果があるかどうかは別問題ということだ。
実際、海外の治験において、閉経後の女性にフィナステリドを投与した結果、薄毛の改善に効果があったことが既に報告されていると日本の植毛の権威が言っている。
韓国ソウル大学の某皮膚科教授は女性のある種の薄毛がフィナステリド5㎎/日の服用で改善したと報告しています
引用元:ヨコ美クリニック
効かないと言ったのに何故?と思ったと思うが、この説明があれば納得いく答えが出る
AGAは女性にも見られますが、女性の場合はテストステロンが男性よりも少なく、男性よりも脱毛しにくいとされています。女性の症状は頭頂部に現れやすく、しかも広範囲に薄くなる(びまん性)傾向があります。発症年齢は男性よりも高く、主に40〜50代の更年期以降に増加します。これは、女性ホルモンの分泌が減少することで、男性ホルモン量が相対的に増えホルモンバランスに変化が生じるためです。この変化により、頭頂部の毛が細くなり本数が減少します。
引用元:ヨコ美クリニック
つまり、女性の薄毛の原因には、
「女性ホルモンが減少したことにより男性ホルモンが増加→薄毛が進行」
と言うパターンもあるため、フィンペシア(フィナステリド)を飲むことによりその増加した男性ホルモンを抑え、薄毛の進行を抑えると言うことだ。
ただ、この例は海外のホームページも含め、まだソースが少ない。
恐らく、まだ実験、仮説段階であり、正式な発表には至っていないのだろう。
現段階では、フィンペシア(フィナステリド)は、女性が触れたりすると、胎児の生殖器に何らかの影響が出る可能性があるかもしれないと言うことが長きにわたり言われている。
「フィナステリドの効果が出るかまだはっきりとはわからないし、何が起きるかわからないしから、とりあえず女性への使用は止めておこう」
と言うのが、AGA業界の今のスタンスだ。
そのため、フィンペシア(フィナステリド)の女性への使用は禁忌されている。
”禁止”ではなく”禁忌”と言うのがポイントだ。
では、女性の薄毛治療(FAGA)の場合、フィンペシア(フィナステリド)に代わる脱毛を止める働きをする薬はあるのだろうか。
代わりになると言うか、現段階で皮膚科の研究により有効とされているのは以下の4つだ。
① スピロノラクトン
これは肝臓などから分泌されるアルドステロンと言うホルモンを抑制し、利尿作用を促進させて血圧を下げることを目的として作られた薬である。
先ほども述べたように、女性の薄毛は、加齢によりホルモンのバランスが乱れた結果、男性ホルモンが増加し、DHTが発生し起こることがある。
この薬はそのDHTを抑制し、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスを整える作用があることが実験によりわかっている。
この作用から、あまり多くはないが、薄毛治療に精通した皮膚科であれば処方している病院がある。
そして、ピンと来た人もいるだろうが、DHTの発生を抑えると言う観点から言えば、フィンペシア(フィナステリド )と同様の効果だ。
「それならフィンペシアを使えばいいじゃん」と言う声が聞こえてきそうだが、先ほども述べたように、フィンペシア(フィナステリド )の有効性は女性の薄毛治療においては使用が認められていないのだ。
スピロノラクトンには高カリウム血症や急性腎不全などの重い副作用が起こる可能性が報告されている。
とは言え、薄毛治療に用いるスピロノラクトンの量は本来の目的で使用するよりも遥かに少ないため、このような症状は極めて稀と考えて良いだろう。
料金は、個人輸入であれば1ヶ月あたり大体1800円程度だ。
[http://スピロノラクトン(Spironolactone)100mg:title]
(URLをクリックでスピロノラクトンの詳細ページへ)
また、近年は女性の薄毛増加の背景から、塗るタイプのスピロノラクトンも発売されている
[http://リグロースラボSP2[スピロノラクトン2%]:embed:cite]
(URLをクリックでリグロースラボSP2の詳細ページへ)
「飲み薬はちょっと不安・・・」と言う方はこちらから試すのも良いだろう。
②ピル
分娩後の女性の髪が一気に抜けると言うのはよくある話だ。
この時、女性の体内ではエストロゲン(女性ホルモン)の減少が起きており、その影響で、髪の成長が一気に休止状態に入り、髪が抜けるのだ。
女性ホルモンの減少=脱毛
ここに着眼し、ピルは使って減少した女性ホルモンを増やし、髪の成長を促す効果を狙うと言うのが発毛にピルが使われる理由だ。
また、上記のスピノロラクトンの使用により、生理不順・不正出血などが起こることがある。
これらを防ぐために、スピロノラクトンと併用してピルが処方されることもあるようだ。
③パントガール
これは比較的知名度が高い女性用の薄毛治療薬ではないだろうか。
実際、これは世界で初めて女性の薄毛に効果が認められた薄毛治療薬だ。
作用としては、パントテン酸カルシウムやケラチン、シスチンといった栄養素を合成させ、頭皮に栄養を行き渡らせ、頭皮環境を整え薄毛を改善していくと言うものだ。
つまり、髪に対してのサプリメント的な位置付けだ。
ただ、薄毛に効果が認められたとは言え、ミノキシジルやフィナステリド などと言った医薬品ではないため、サプリメントで本当に髪が生えるの?
と言う疑問が残るのは私だけではないだろう。
実際、髪に良いものを食べていても、ハゲる人はハゲるのだから・・・。
とは言え、「医学的に認められた」と言う点と、月に大体2000円程度だと言う点から考えれば、ミノキシジル外用薬との併用であれば試す価値は十分にあるように思える
[http://パントガール(Pantogar)[オーストリア版]:embed:cite]
(URLをクリックでパントガールの詳細ページへ)
これもピル同様、女性ホルモンを増やすことにより発毛を促すことを狙いとしている。
しかし、日本ではあまり使われていないのが現状のようだ。
エストロゲンの外用薬の効果については、このように話している医師もいるため、参考までに。
イタリアフィレンツェの大学の某皮膚科教授は女性型の薄毛にエストロゲンの外用薬が大変有効だといつも発表しています。
引用元:ヨコ美クリニック
[http://オエストロジェル(OESTROGEL):title]
(URLをクリックでオエストロジェルの詳細ページへ)
ここまでの話を聞くと、
「①〜④のどれを使えば良いの?」
と言うことになるだろう。
正直言って、そればかりはわからない。
先ほども述べたように、女性の薄毛はあらゆる要素が関わりあって起きる上に、詳しいことがよくわかっていない現状もある。
したがって、①〜④のいずれかをミノキシジルに加えて試したい場合は、専門の皮膚科へ行き、自分の薄毛の原因を突き止めた上で処方してもらうことをお勧めする。
AGAのクリニックへ行くのではなく、専門の皮膚科へ行くと言うことをお間違えないよに。
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以上、女性の薄毛に対するフィナステリドの効果について述べてきた。
今回もまたはっきりとした結論を導き出せず、「なんかスッキリしないな〜」と感じさせてしまったかもしれない(笑)
しかし、これも薄毛に対する研究は日夜進んでおり、まだまだ日本に流通していないものがたくさんあると言う証拠だ。
それは、たとえ女性が薄毛になってしまったとしても、回復への道は十分に残されていると言うことでもある。
諦めるのはまだ早い!
少しでも皆さんの現状打破の一助になれれば幸いだ。
今日はここまで。
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