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最近話題の育毛剤「ニューモ」をあなたはもう購入しただろうか?
もしもうすでに購入しているのであれば、大変失礼だとは思うが、あなたにホームラン級の馬鹿の烙印を押させていただきたいと思う。
いや、冗談抜きでホームラン級の馬鹿だと思う。
なぜそのように思うのかは以下の理由からだ。
1 ハゲる理由本当の理由を履き違えている
このニューモの紹介動画では、ハゲ大きな理由を「栄養不足」と言っている。
そして、栄養が不足しているのから、「必要な栄養素を取り入れて髪をはやそう」と言うのがこの育毛剤の言わんとするところだ。
しかし、我々がハゲる真の理由をもう一度考えてみて欲しい。
我々の髪が抜ける理由というのは、DHTと言う男性ホルモンに起因する酵素が原因だったはず。
もちろん、栄養が不足して髪が抜けることもあるだろうが、それはアフリカなどの貧困層の話だ。
世界でもトップに君臨するこの日本でそのようなことが起きるのは到底考えづらい。
ましてや、これから育毛を始めようなんて人はある程度金を持っている人のはずだ。
尚更栄養不足なんて起きるはずがないのだ。
栄養を摂取して髪が大幅に改善するのなら、日本にハゲで悩む人間はいないはずだ。
2 科学的に「生える」と証明されている育毛成分が入っていない
またおさらいになるが、科学的に髪が生えると認められている成分は何だったか覚えているだろうか。
そうだ、フィナステリドとミノキシジルだ。
では、「髪が生える栄養素を含んでいる」ニューモは一体何を主成分にしているのだろうか。
広告には以下の3つを「生やす成分」としてゴリ押ししている
・パントテニルアルコール
この成分は新陳代謝を活発にし、細胞をより活性化させることより、すり傷などの回復をめる働きや、保湿効果があるとされている
・グリチルリチン酸時カリウム
これは皮膚の炎症を抑えるために有効とされている成分だ。皮膚は炎症を起こすと過剰に皮脂を分泌するため、これを用いることで結果として皮脂の衛生状態を保つことに繋がる
・センブリエキス
これは古来から育毛の効果があるとされてきた漢方の一種だ。
だが、とある大学の研究により以下のことが明らかにされてしまった。
左右に同程度の男性型脱毛を有する14人の被検者(50歳以下)の右側に22.5%センブリエキス(スウェルチアマリン3~5mg/mL,オレアノール酸0.6~1.0mg/mL含有)を含むエタノール溶液を、左側にプラセボとして70%エタノール溶液を1回1mL程度1日2回4ヶ月にわたって単純塗布してもらい、シャンプーやリンスは育毛成分を含有しないものを使用した。
評価は試験前の左右の頭髪と試験後の左右の頭髪の皮膚初見、表皮脂質量、フケの数、硬毛数を調査した。
4ヶ月後との比較において、皮膚初見(見た目)は、被検者の主観的判定では14人のうち4人に、医師の客観的判定では3人に左右差が認められ、残りの10人には左右差は認められなかった。
表皮脂質量、フケの数はともに試験前後で変化はみられなかった。
硬毛数は、初診日は試験剤塗布側113±59本、プラセボ側112±63本と有意差は認められず、4ヶ月後の最終日では試験剤塗布側154±76本、プラセボ側133±76本となり、試験剤塗布側でやや多い結果であったが、統計的に有意差は認められなかった。
試験期間において1人のみ軽度の瘙痒感を認めたが継続使用が可能で、いずれの被検者も刺激感、潮紅、落屑などの副作用はまったく認められなかった。
これはつまり、髪は確かに若干増えるが、ほとんど変わらないの同じであると言うことだ。
しかも、実際のニューモには今回の実験ほど多くのセンブリエキスは含まれていない。
と言うことは、センブリエキスの効果はただでさえ低いのにもっと低くなると言うことだ。
つまり、センブリエキスでの育毛はほとんど期待できないと言っていいだろう。
これら3つのゴリ押しされている成分は、確かに肌にはいい成分なのだろう。
だが、それと髪を生やすのは全くの別だ。
更に、この会社が独自に開発したと言っている「HGP」と言う成分に関しては、「生後間もないひよこに毛が生えることに注目した」以外にはあまり詳しいことが言及されておらず、それがどのような理由で髪に影響を及ぼし、どのような理由で生えるのかと言った実験結果が一切示されていない。
当然、AGA治療のガイドラインではそのような成分の有効性は一切認めらていない。
このことからもわかると思うが、ニューモはAGA治療に有効な成分を一切切含んでいないと断言できるのだ。
3 効果測定の写真の胡散臭さが半端ない
ニューモの公式URLへアクセスすると、効果事例としてO字ハゲとM字ハゲの2つが出てくる。
この2つは確かに素人が見たら髪が多くなっていることに感動するかもしれないが、私は全くそうは思えない。
なぜかと言うと、まずO字ハゲの症例写真だが、これは使用前と使用後で髪の毛の流れが変わっている。
つまり、使用前は意図的に髪を分け目に沿ってくしでとかしているように見えるのに対し、効果が出たとされている使用後は髪を後ろに書き上げてスタイリングしている。
要は、残っている前頭部付近の髪を後ろに持ってきて、つむじをカモフラージュしているのだ。
次に、M字の症例についてだが、これに関しては全ての写真がぶれている上に、撮っている角度や場所が違うので全く論外だ。
現在、これらの症例の写真がニューモの公式ホームページから削除されている。
恐らく、某育毛剤が行政指導を受けたことに対する対処の一貫なのだろう。
代わりに、じいさん2人とばあさん2人の使用感についての話に変わっている。
どいつもこいつも「匂いがいい」「サラッとしている」「付け心地がいい」など全く検討外れなコメントをしている。
みんなが知りたいのは生えたかどうかだ。
そんなのはどうだって良い。
そして、冒頭で言っている「21日間で生える」なんて言うのはどう考えてもおかしいだ。
だって、最も強力な発毛作用があるとされているミノキシジルの内服を服用した時でさえ効果が出るのは早くても3ヶ月、通常では半年以上と言われているのだ。
それが21日間で生えてくるなんて、医薬部外品以外の一体どんな劇薬なのだろうか。。。
この記述も削除されている。
これも症例が削除されたのと同じ理由からだろう。
そしてちゃっかり、「最低でも3〜6ヶ月ぐらいはご使用いただくことをお勧めしています」と付け加えられていた。
それはそれで別に良いが、「21日で生えるのか!それなら試してみよう!」と言う思いでニューモを買ったハゲの気持ちは一体どうなるのだろうか。
コンテンツを削りすぎてネタが無くなったのか、説得力に欠けると思ったのか知らないが、新たに育毛マッサージなるものが紹介されている。
このマッサージを監修しているのは丸山医師と言う人物だが、この医師が本当に存在するなら、この医師もまたホームラン級の馬鹿だ。
こんなにも胡散臭い育毛剤の広告に顔出しで出るなんて自分のキャリアに泥を3重くらいに塗りつけるようなものだ。
今後丸山医師の患者は丸山医師の言葉を何一つ信じなくなるだろう。
私が思うニューモが胡散臭い具体的理由はこんなところだ。
それ以外にも、かつては「人気すぎて在庫切れが続いていて現在発送不可」と言うテロップを大きく流して消費者にまとめ買いを促していたり、ニューモが選ばれる理由が「一部上々企業だから」とか、「大手製薬会社と提携してる」とか権力的な話ばかりで、この育毛剤の強みを具体的な発毛作用に一切絡めていない点もかなり怪しいと思わざるを得ない。
とは言え、嘘か本当かは別として、これでも20万本売れていると言うのだからすごい話だ。
それは果たして、この会社の消費者の釣り方を褒めるべきなのか、買ってしまう消費者の愚かさを蔑むべきなのか。。。
ともかく、私が言いたいことはただ一つ。
今ニューモを買おうとしているそこのはげ、断言する、
ニューモで髪は生えない。
止めておきなさい!
今日はここまで。
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