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先日、読者からこのような質問が届いた。
「フィンペシアを飲み始めてから抜け毛が増えたような気がするのですが、初期脱毛でしょうか。」
と言うものだ。
確かに、AGA治療において初期脱毛は付き物であるが、それはフィンペシアによって引き起こされているものなのだろうか。
・フィンペシアを飲むと初期脱毛が起こる?
まず結論から言って、フィンペシアを飲んでも初期脱毛は起きない。
初期脱毛が起きるの理由は、血流の流れが良くなり発毛をつかさどる毛母細胞の働きが活発になり、もともと抜ける予定だった毛が新しい毛に押し出されて抜けることによるものだ。
この作用を促すのはミノキシジルであることから、初期脱毛を引き起こすのはミノキシジルである。
フィンペシアは生やすと言う作用よりも抜けないようにする方向へ作用するため、初期脱毛とは全くの無関係だ。
・フィンペシアを飲んでも抜け毛が減らない理由は?
とは言え、フィンペシアを飲んでも抜け毛が減らない、むしろ増えたと言う人がいる。
その理由は何なのだろうか。
私の経験上、以下の2つの理由が考えられると思っている。
- 勘違い
- 薬が合っていない
順に解説していこう。
1 勘違い
実は、勘違いで抜け毛が増えていると思っているAGA治療初心者はかなりの人数がいると思っている。
と言うのも、自分のことで考えてほしいのだが、あなたは自分の髪がいつ、どのタイミングで何本抜けているなど把握しているだろうか。
恐らくしていないはずだ。
それが、薄毛治療を始めた途端、急に抜け毛の本数が気になりだし、数え始める。
しかし、過去の抜け毛の本数の基準がないため、その本数が自分にとって多いのか、少ないのかがわからないのだ。
それにより、「抜け毛が減る」と言う感覚が掴むことができず、フィンペシアを摂取してもいつまで経っても抜け毛が減らないし、むしろ増えているようにさえ思ってしまうのだ。
私がしつこいくらいに「記録を残し、過去と今の変化を見極めろ」と言っているのはこう言う不安をなくすと言う意味合いもあるのだ。
過去の基準がなく、フィンペシアを飲み始めても抜け毛が減らないと騒いでいる人は、以前抜け毛についてまとめたこの記事を1度読み、自分の現状と比べてフィンペシアが効いているかどうかを判断して欲しい。
・薬が合っていない
フィンペシアはAGA治療薬のなかでも強度は「弱」だ。
そのため、もしあなたのハゲがかなり進行しているのであれば、フィンペシアが効かず、抜け毛は治まることなく、継続的に髪は抜け続けていくことになるだろう。
また、以前にもお話ししたが、M字ハゲやU字ハゲにもフィンペシアは効きにくいと言われているため、同様に抜け毛の本数の減少は見られないかもしれない。
したがって、上記のようなハゲに当てはまっているのであれば、フィンペシアではなく、より脱毛抑制の強度が高いデュタステリド系の薬に切り替えるのが良いだろう。
・まとめ
今回はフィンペシアと初期脱毛の関係についてお話ししてみたがいかがだっただろうか。
初期脱毛=ミノキシジルと言うのはAGA治療においては常識かと思っていたが、初心者は履き違えてしまうことがあるようだ。
何をするにも基礎基本が重要だ。
これはAGA治療においても例外ではない。正しい知識をしっかりと頭に叩き込み、効率よく髪を生やしていこう。
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